
君と僕の世界(嵐)
第2章 お忍びハワイ旅行
まあそんなことは気にせず会話を楽しんでいたら俺たちのテーブルに大きな肉が5つ、運ばれてきた
智「うまそ〜」
翔「やば!でか!」
想像以上にでかい。俺たちはあっという間にジューシーな香りに包まれて、ただ夢中になって目の前の肉をナイフで切っていく。綺麗な赤色。レアなのに肉汁が溢れ出して、それが溢れる前に急いで口に入れる。
和也「ん!」
柔らかい…!のに弾力があって噛めば噛むほど肉の甘みが口の中いっぱいに広がる。こんなに美味しいステーキを食べたのは初めてかもしれない。
潤「うめ〜!」
翔「!!んもあ!」
みんな思い思いにこの味の感動を口にした。俺たちは美味いものはみんなに共有するのが普通だ。切り取った肉を淡々とみんなに配っていく。
潤「あ、相葉くんのうまい」
智「翔ちゃんのもやばい」
俺はリーダーの肉が好きかもな、なんてことを考えていたら俺の隣に座っていた翔ちゃんがちょんちょんと俺の肩を叩いた
和也「ん?」
翔「かず、これうまい。あーん」
和也「あーん」
和也「…ん、んまい」
翔ちゃんの肉は爽やかなレモン風味だった。これはこれでいける、そう言おうとふと顔を上げた時、3人のニヤニヤしている顔が目に入ってハッとした。
雅紀「あーん♡だって♡」
智「あーん♡」
和也「ちが…っ!」
いつもの癖がつい、出てしまった。
こんなところをメンバーに見られるのは顔から火が出るほど恥ずかしい。それなのに隣の翔ちゃんは表情一つ変えずただ肉を頬張っていた。
翔「俺たちいつもこんな感じだよ。ラブラブだよ」
和也「ちょっと何いってんだよ!そうじゃねえだろ!」
翔「ん?照れてんの?」
和也「うるさい!変なことさせんじゃねえよ!」
翔「はいはい、あーん」
和也「あーん…」
翔「美味しい?」
和也「美味しい…」
和也「はっ!!」
和也「だから!」
こんな他所から見れば痛いほどイチャつく俺たちを3人はケラケラと楽しそうに笑っていた。…その笑顔は少し幸せそうにも見えた
潤「あーっうける。俺たちそういうの大歓迎。もっとやっていいよ」
智「2人が仲良いと安心する」
雅紀「ラブラブだね!見てるこっちが照れちゃうよ〜」
翔「まあね。俺たち愛し合ってるからね」
