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年の差は媚薬

第1章 1章

母親が言った。

「ショウタがパソコンを習いに行きたいと言ってるんですけど、どんなところに行けばいいんでしょうか?私はそっちのほう、全然分からなくて」

「パソコンなんて、自分で覚えられますよ!パソコン教室なんて、高齢者の行くところですよ!なんなら私がヒマな時に教えましょうか?パソコン教室は授業料高いですしね」


「いいえ~そんなことまで!」

もうこの時点で、私はショウタと合う口実を作りたいという下心が芽生えていた。

「いつもヒマしてますから大丈夫ですよ~土日なんてほんとにすることありませんから~」

土日にしているのは”オナニー”だけである…。

「ホントにすみません!そう言っていただけると助かります~ショウタに伝えておきますので、よろしくお願いします!」


「GET!!」

心の中でそう叫んだ。

なぜか本気で嬉しくなった。

まるでサカリのついた思春期の女の子みたいに。


最後の「授業料」のところは、私の戦略であり、それが功を奏したのだろう。

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