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一夫多妻な三姉妹

第6章 異世界

目覚めたときリョウはベッドにいなかった。

時計を見ると朝の7時で、2時間くらいは寝たようだ。

部屋中に男と女の粘膜やら液体やらの臭いが充満し、昨日の夜のできごとを物語っている。

私はその臭いの中にいることが大人の女の通過点をパスしたように感じて充実感を味わうことができた。


急いで風呂で体を洗い、風呂場から出てくると、リョウの姿があった。

周囲を確かめてリョウに抱きつきキスをすると、昨日の夜のことが夢ではないことを確信し、また少し幸せな気分になれた。


みんなで朝食のテーブルを囲んだとき、もう今までのようなリョウに対する興奮的な興味は薄れていて、その代わりに善良な幸福を感じた。

仕事が始まり朝の野菜の下ごしらえをしていると、姉の真由子が話しかけてきた。

「どうだった??」

姉の顔を見た私は、彼女への感謝と尊敬と愛情のあまり、抱きつきたくなる衝動がした。

「めっちゃ良かった~~!!」

私のその言葉に合わせて、姉も同じことを叫びハーモニーが作られる。

少し遅い私達の思春期は、姉妹で1人の男性を共有するという少し変態的なものだった。

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