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カントリーロード

第2章 田舎道

そんな僕を唯一支えてくれるものがあった。
それは毎日、行き帰りに出会う女性だった。
僕の家から村を外れた先にある地平線が見えんばかりに開けた田園で、彼女は畑仕事をしていた。
田畑が延々と続く中をまっすぐに延びる農道を自転車で走っていると、彼女に出会うことができた。

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