テキストサイズ

カントリーロード

第2章 田舎道

そんな僕はふらふらになるまで外をかけまわっていた。
与えられた移動手段は重たい自転車だけだったから、夕方には疲れて果てていた。
独り身だから大した食事もできなかった。
帰ってからわざわざ夕飯を作る気にもなれなかったからだ。
なにやら買いだめしておいた惣菜と、酒を飲んで寝るといった始末だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ