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カントリーロード

第3章 小麦の滴

「でてけ!このあばずれ女がっ!!」

ガシャン!!

「きゃー!いやっ!やめて!」

ある家の前に通りがかったときに、怒号に続く激しい音と叫び声が響いた。

僕は驚いて足を止めた。
ーなんだ?!
門扉の向こうに玄関戸が見える。
家中の明かりが門までのびている。

玄関の中には人影が二つ、激しく動いている。



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