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第5章 蜜月

三田さんの憎めない笑顔にほっとした僕は椅子に深く座り直した。

(ふう、やれやれ)

「ああ、お茶も出さず、すいません」

「いや、なんの。構わんでくれ。年をとると小便が近くなるからの」

三田さんは軽く手で遮って、煙草を深く吸った。



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