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恋人はテニスウエア

第2章 観察されるスコート

彼が言う。

さっきはそんなことを確認していたのか。
ま、当然だ。
だから、下に引くだけで、すぐボールが取り出せる。
上向きだと、スコートを派手にまくりあげることになる。
ちなみに、ウエスト用のホルダーもある。
というわけで、彼のセクハラは、ボール出し入れのスコートめくりの再現から始まった。……子供か。

次は、準備体操。
体操といえば、いつかショーツ一枚で、おっぱいを揺らしながらさせられたっけ。
今日はスポーツブラだから胸は揺れないけど、スコートだよー。

・足首をつかむ前屈。
・お尻をつけたV字バランス。
・股を開いた長座。

いろんなチラリズムを試す彼。

ついには、ベッドにうつ伏せになった私のスコートを完全にめくるという、ストレートなことまでやった。

「パンティ、透けてる」
「パンティじゃない! ショーツ!」

どうせ透けるのなら、はっきり見えるほうがいやらしくない。
そう考えて選んだ青と白のボーダーだった。
あー、恥ずかしい。

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