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愛は楽しく [改訂版]

第1章 愛は楽しく

         10

 やがて、勉さんが舐めるのをやめて、あがってきてくれました。
 わたしを、優しく抱いてくれて、
 「菜緒ちゃん
  気持ちよかった
  みたいだね」
 「うん
  わたし
  息があがってる」
 「いい声も
  出ていたしね」
 「だって
  ものすごく
  気持ちよかったんだもの」
 「でもね
  菜緒ちゃん
  クリトリスを
  舐めるのは
  いままでとは
  全然ちがう
  気持ちよさだよ」
 「そうなんだ
  さっきよりも?」
 「全然ちがうよ
  セックスが
  気持ちよくなるためにするもの
  ということでいえば
  セックスを
  し始めのときは
  クリトリスを
  舐めるのが
  いちばん
  気持ちいいよ」
 「入ったときよりも?」
 「まるっきり
  違うよ」
 「そうなんだ
  勉さん
  なんだか
  楽しみになってきたわ」

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