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愛がはじまるとき

第1章 愛がはじまるとき

         22

 満さんは、わたしから離れて、わたしの汗を拭いてくれて、わたしのあそこを、ティシュで拭いてくれました。
 セックスのあとに、こんなに優しくしてもらうのも、初めてです。
 満さんは、わたしのあそこを優しく拭いてくれているのですが、わたしの、体とあそこが、ビクッビクッとなりました。
 それが恥ずかしくて、満さんに抱きつきました。
 「里美さんは
  感じやすいし
  たくさん
  濡れるんだね」
 「ほんとに?」
 「ティシュが
  びしょびしょだよ」
 「恥ずかしい」
 「セックスが
  終わったあとも
  いっぱい濡れてくるのは
  知らなかったの?」
 「あそこを
  拭いてもらったのなんて
  初めてだもの
  恥ずかしい
  きょうは
  恥ずかしいことが
  いっぱい」
 「でも
  気持ちよかったでしょう」
 「はい
  こんなに
  気持ちよくしてもらえるなんて
  思っていなかった
  ほんとに
  嬉しい
  満さん
  これからも
  愛してくれる?」
 「里美さんが
  嫌じゃなければね」
 「いじわる
  嫌じゃないのは
  わかってるくせに」
 「ごめんごめん
  里美さん
  私たちは
  これから
  はじまるんだよ」
 「嬉しい
  はじまるんだから
  満さん
  これから
  いっぱい
  愛してくれなきゃ
  嫌ですからね」
 「やっと
  自分の気持ちに
  正直に言えたね」
 「ほんとだ
  すっと言えたわ
  なんか嬉しい」
 それから毎週のように、満さんはわたしを、いっぱいいっぱいこれ以上ないくらい、優しく優しく愛してくれます。
 わたしは、満さんとの愛が、ほんとにはじまったんだなと思っています。

         終
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