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堅実メイドの献身

第4章 辞退


「・・・、っ」

「それとも、このまましたい?こっちもいっぱい濡れちゃってるしね。」

メイド服の裾から、手を差し込み下着の上からくにゅくにゅと優しく揉み込む。

「ぁぁ、や、それ以上はだめ、お願い、、」

首をふるふると振って拒絶する。

「ダメなの?こんなになってるのに。」

指先でぷくっとなってる部分をちょんと突かれた。

「ぁぁっ、やぁ。」

全身に刺激の波がざわざわと疾る。
身体が思い通りにならない。

「おっと、力抜けちゃったね。」

膝がガクりと折れて、壁づたいにずり下がるが、暎人に支えられる。

「夜こないなら、このまましちゃおうか。」

爽やかな声で囁かれる。

「だ、、め、。」

辛うじで、首を振る。

「じゃあ、、続きは夜にする?」

クリにそっと指先を添えられた。
それだけでも、もどかしい様な感覚に身を固くする。

「、、ぁ、ん」

食い入る様な視線が刺さる。

「どうする?」

添えられた指にゆっくり力が込められていく。

「ふぁ、、ぁぁ、、、やめ、て。」

「来る?」

「わか、、な、ぁい。」

「来て、、、ね?」

黒い瞳がこちらを覗く。

こくり。

頷いてしまった。

「いい子。」

雅の額にチュッと口づけると、やっと解放してくれた。

その場にヘナヘナと座り込む。

ー 動けない。

脱力してると、くいっと顎を掴まれて上を向かせられる。

「んっ、ふわ、、ん、ふ。」

ー キス、されてる。

温かい感触に好きにされる。

「んっ、も、しないって、、。」

雅のささやかな反論などお構い無しで、求めてくる。

「これは、ロスタイム。どのみち暫く動けないでしょ?」

にこりとして、優しく頰を撫でられる。

少し、ほんの少しだけ心地よいと感じてしまう。

「僕は朝ごはん食べてくるね。」

雅を撫でながら言う。

「夜、楽しみにしてる。」

それだけ言って部屋から出て行った。

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