ひとつ屋根の下の愛情論
第12章 沈殿する記憶と思い
夏休みが終わり――――…
学校生活が始まった。
夏休みはほぼ毎日塾に行ったが――――…後半はお盆休みを利用して両親が名古屋から帰ってきたり、亡くなった母さんの墓参りをしたりと…律夏と二人きりになる事が少なかった。
あの日――――…横沢さんとヤってから…自分の気持ちと性癖のヤバさを痛感したが…誰にも言えない。
言える訳がない――――…
しかし、ネットで検索すると…
そう言う人種は世の中にゴロゴロいるのだとホッとした。
一種の特殊性癖――――だが…
多かれ少なかれ…そう言う人はいる。
しかし――――義理の兄に執着しているパターンは…
コアなBL作品しかヒットしなかった。
二次元…
フィクション…
ノンリアル――――…らしい。
かなり――――ヤバい部類の特殊性癖なのやも…