ひとつ屋根の下の愛情論
第17章 乾きの果て
イッたばかりの雅は、自分の吐き出した精液でドロドロになった股間をさらけ出し…しまいには、ポッカリと空いたアナルからはローションをクポクポと溢れさせた姿で…ホテルの廊下に放置されているのだ!
いつ誰が来てもおかしくない状況で…慌てて目隠しを外すと…不安と羞恥とが入り交じり…泣きながら部屋の扉を叩いていた。
俺はその声を聞きながら――――…入り口の扉めがけて――――射精した。
アァァァ…少しだけ…声がアイツに似ている事を…最近発見した。
実物の声をあの日から聞いていないから――――…微妙だが…
アイツが…泣き叫び――――…入れと…懇願する声に…
俺は興奮している。
俺は扉にダラリと付着した自分の精液を見つめ…フッと笑い――――扉を開けた。
すると――――不安と恐怖…羞恥と安堵の顔を見せた雅が廊下にうずくまり…俺を見ていた。
「///ひ――――…ひどい…なんで…」
「イッたら…廊下に放り出すって…俺は言ったよな?」
「///言ったけど……」
這うように部屋に入る雅を見下ろし…
やっぱり――――似てねぇ
と、気持ちが冷める。