ひとつ屋根の下の愛情論
第17章 乾きの果て
「風呂――――入ってこい…悪かったな今日もむちゃくちゃにして…」
「律さん――――悪いことしてるって…自覚はあるんだね…///そう言う所…僕…好きだよ」
雅はさっきまで泣いていたのに、ケロッとし――――浴室に向かっていった。
俺はため息をつくと、タバコを取り出し――――…火をつける。
雅とのセックスは…終わった後に…無性にアイツが恋しくなる。
アイツを忘れるために――――関わらないと決めて…雅を抱いているのに…
会いたくて…会いたくて――――…
泣きたくなる。
もう――――…会えないのに。