ひとつ屋根の下の愛情論
第18章 夢なら…覚めないで…
「相変わらず――――目隠しが似合うなぁ…秋音」
――――ゾゾゾ…
鳥肌が…立った――――…
耳元で…律夏に“似合う”と言われた。
俺の股間は…アイツに睨まれ…神社から走っている時にはすでに…完立ちだった。
知られまいと――――必死に隠していたのに…
さっきの間…上着を脱がせられた時に律夏は…気がついたはずだ…
だって――――視線を感じるから…。
「さぁ、全部…脱ごうぜ――――…俺もお前も…もう――――戻れないって…分かってるんだろ?」
「///りっ――――律夏!」
俺を見上げる場所に移動した律夏を声を頼りに顔を向ける――――。
“戻れないって―――分かってるんだろ?”
「///もう――――戻れない…
俺は泣きわめくお前が見たい…欲を押さえられない…あの日から、そう言う性癖になっちまった…
お前じゃないと…喉の乾きは癒えないんだよ…」