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死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

「本当。むしろこの10年で翔馬の魅力に
気付かなかったのが悔しい」

「僕がプロポーズしたら受け入れてくれる?」

「それ、今聞いちゃう?」

「聞きたい」


じゃないと不安でプロポーズ出来ない。


「だったら今して。プロポーズ」

「それは無理。今は出来ない事情がある」


友紀とのけじめをつけてから。

友紀と後腐れなく別れてから。


「そういう所だけは変わらず
ハッキリしてるね」

「他は人並みになれたけど。環奈のおかげで」

「プロポーズ…受け入れないわけないでしょ。
こんなに好きなんだもん」

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