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死角関係~女3男1の四角関係~

第3章 私は浮気するタイプじゃない

「おかえりなさい。ありがとうございます」


平良さんを玄関先で出迎える。


「いえいえ…ハァ…ハァ…遅くなりました…」


コインランドリーが近場にしては
息切れが激しい。


「それは別に…それより本当に近場の
コインランドリーですか?」

「それが…ハァ…ハァ…あの雨のせいか
目当てのコインランドリーがいっぱいで…
別のコインランドリーに…ハァ…ハァ…」


今だかつて居ただろうか。

私の為にここまでのことをしてくれた人が。

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