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死角関係~女3男1の四角関係~

第4章 僕は何がしたいのか

「はいはい。翔馬のおっしゃる通り
翔馬を好きになりましたよー」

「開き直ってるし」

「そうでもしなきゃ、恥ずかしくて
ここに居られないでしょ」

「それなら帰ればいい。簡単なことだ」


面倒臭いな。


「帰ってほしいの?」

「このまま面倒なこと言うならね」

「冷たいね。嫌いになった?」

「そういうのが面倒なんだよ。
逆に聞くけど、どうしたら帰ってくれる?」


さすがにこれは不味かったか…
思いやりの欠片もなかった…と、思いきや


「抱いてくれたら帰る」


なんだ…そんなことか。

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