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ヌードモデルが「筆おろし」を体験しました。

第2章 ヌードモデルが服を脱がされました

今どき漫画にもないハプニングだった。

訪ねてきたのは恋人だった。
モデルになるのではなく遊びに来たのだった。
(無理もないが、ラインでの予告を少年は気づかなかったのだ)

玄関には靴がある。下手に隠れるよりも──

私がヌードモデルでよかった。
異性の前で全裸になるのが当たり前のヌードモデルで。

私は下着をすべて脱ぎ、服を入れたカゴの底に隠し、
全裸で立ちポーズを決めた。

その間に彼はベッドを直すと、スケッチブックと鉛筆を取り出した。

そして、ドアが開くのを待ったのだった。

──ごめん、私、知らなかった。モデルさん呼んでたんだ。
お久しぶりですね。

彼女はにこやかに言った。

ううう、さすがに覚えていたか。

私も軽く会釈する。
モデルだから動けないということで。

ふと、彼女はスケッチブックを覗きこんだ。
──始めたばかりなんですね。まだ真っ白。

……そ、そうなのよ。

まずい。あのスケッチブックには彼女のオールヌードが記録されているんだ。

ところが、

──私もモデルやります。

止める間もなく、彼女は服を脱ぎ始めた。

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