歪ーいびつー
第18章 ー真実ー
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「ねぇ、涼。ちょっと大事な話があるんだけど……外で話しいいかな? 」
カレー作りも無事に終わり、自分達のテントへ戻ってくると俺は涼に話し掛けた。
「ーー楓、どうした? 」
テントを出るとすぐに口を開いた涼。
「夢ちゃんの事なんだけど……」
「夢の? 」
歩きながらそう話し出すと、涼も俺に着いて歩き始めた。
「うん……夢ちゃん危ないかも」
「危ないって何が? 」
「優雨ちゃんがだよ」
「……優雨が? どういう事? 」
怪訝そうな顔をして俺を見る涼。
「優雨ちゃんは夢ちゃんが好きなんだよ」
「……まぁ、友達だからそうだろうね」
「違うよ。女として、好きなんだよ。ラブって事」
「えっ……? ……だって、優雨は女……」
俺の言葉に驚いた涼は、信じ難いといった様子で俺を見る。
「あっ! ちょうど優雨ちゃん来たよ。ほら、見に行ってみようよ」
そう言って涼の腕を掴んで引っ張った俺は、テントへ戻って行く優雨ちゃんを追った。優雨ちゃんがテントへ入ったのを確認すると、入り口を捲って中の様子を伺う。
そこには、眠っている夢ちゃんを愛おしそうに見つめながら、夢ちゃんを触る優雨ちゃんがいた。
触られている夢ちゃんのワンピースは捲れ上り、脚の大部分が露出されている。俺はその姿に酷く興奮をした。
隣にいる涼を見てみると、驚きで絶句している。
「……あれ、何やってるんだろね? 」
暫く中の様子を黙って覗いていた俺は、隣で固まる涼にそう言ってみる。俺の声に、ピクリと肩を揺らす涼。
「楓……今見た事は誰にも言わないで」
それだけ言うと、涼はテントの中へと入って行った。
慌ててテントの陰に身を隠すと、その数秒後、優雨ちゃんが勢いよくテントから出て来た。
走り去る優雨ちゃんの背を眺めながら、俺は膝を抱えて片肘をついたままニッコリと微笑んだ。
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「ねぇ、涼。ちょっと大事な話があるんだけど……外で話しいいかな? 」
カレー作りも無事に終わり、自分達のテントへ戻ってくると俺は涼に話し掛けた。
「ーー楓、どうした? 」
テントを出るとすぐに口を開いた涼。
「夢ちゃんの事なんだけど……」
「夢の? 」
歩きながらそう話し出すと、涼も俺に着いて歩き始めた。
「うん……夢ちゃん危ないかも」
「危ないって何が? 」
「優雨ちゃんがだよ」
「……優雨が? どういう事? 」
怪訝そうな顔をして俺を見る涼。
「優雨ちゃんは夢ちゃんが好きなんだよ」
「……まぁ、友達だからそうだろうね」
「違うよ。女として、好きなんだよ。ラブって事」
「えっ……? ……だって、優雨は女……」
俺の言葉に驚いた涼は、信じ難いといった様子で俺を見る。
「あっ! ちょうど優雨ちゃん来たよ。ほら、見に行ってみようよ」
そう言って涼の腕を掴んで引っ張った俺は、テントへ戻って行く優雨ちゃんを追った。優雨ちゃんがテントへ入ったのを確認すると、入り口を捲って中の様子を伺う。
そこには、眠っている夢ちゃんを愛おしそうに見つめながら、夢ちゃんを触る優雨ちゃんがいた。
触られている夢ちゃんのワンピースは捲れ上り、脚の大部分が露出されている。俺はその姿に酷く興奮をした。
隣にいる涼を見てみると、驚きで絶句している。
「……あれ、何やってるんだろね? 」
暫く中の様子を黙って覗いていた俺は、隣で固まる涼にそう言ってみる。俺の声に、ピクリと肩を揺らす涼。
「楓……今見た事は誰にも言わないで」
それだけ言うと、涼はテントの中へと入って行った。
慌ててテントの陰に身を隠すと、その数秒後、優雨ちゃんが勢いよくテントから出て来た。
走り去る優雨ちゃんの背を眺めながら、俺は膝を抱えて片肘をついたままニッコリと微笑んだ。
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