歪ーいびつー
第20章 あとがき
最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(__)m
初めて書いた作品の為、文章も拙《つたな》く読みにくかったところもあるかと思います。
最後まで真相がわからないようにしたかったのですが、その辺自分では上手くできたのかわかりません……。
この作品で私がお伝えしたかった事は、視点が違えば見えてくる景色も違うという事。
誰か一人でも違った選択をしていれば、この物語は大きく変わっていたと思います。
現実でもそうですよね。
この物語は、一人一人の醜い感情が絡み合い、縺れ、そして最悪な結果になってしまったんです。
楓はハッキリ言ってサイコパスですが、他の子は皆普通にその辺にいる子と変わらないんです。
まだ十代という未熟さ故に、己の醜い感情に支配され、そしてそれを楓に利用された。それだけなんです。
殺人まではないにしろ、現実でも意外と身近にある事なのではないでしょうか?と私は思います。
とかく、人とは大なり小なり他者の言動に左右されて生きているのです。
書いていて一番辛かったのは涼くんを死なせる事でした。
自分で作っておきながら(^^;
こんないい子が死ぬなんて……と。
夢ちゃんと涼くんには幸せになって欲しかったです。
きっと、涼くんが死ななかったらこんな結末にはなっていなかったでしょうね。
この後、楓は誰にもバレる事なく朱莉も殺しちゃうんでしょうかねー。
そこはご想像にお任せします。
お読み頂き、ありがとうございました(*'ω'*)