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夜色の狼と夜明けの華

第1章 夜色の狼

あまい蜂蜜のような快楽を欲していた身体が、歓喜で震える。もう我慢できないーー少年の唇が耳から離れて、名残惜しそうに見上げればーー。


「……いいね、その顔。めちゃくちゃに歪ませたくなる。快楽の楽園に溺れさせたくなるなあ」



少年はくすくすと楽しそうに笑いながら、唇と唇を重ねた。しっとりと濡れていて、気持ちいい……。


「ん……」



もうどうなってもいいーー



だんだんとキスは深くなり、互いに求め合う。



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