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びっくり事件簿

第13章 トイレットペーパー不足のデマ。

我が家で最後の1ロールをトイレのペーパーホルダーにセットしたのが2月28日(金)。その日は仕事が休みで、朝からずっと家の中で過ごしており、お昼過ぎ頃、トイレで用を足した後、紙を使い切ったので、棚からストックを取り出して交換した時に、ストックがきれたことに気付いた。その時、「次を買ってこなくちゃ」とは思ったものの、その日はいろいろ家事をしているうちに面倒くさくなって結局、買い物には出なかった。

「明日仕事だし、帰りにでも買って帰ればいいか」

と思っていた。

そして翌朝、仕事場に行くとトイレットペーパー売場が空だった。ちなみに、木曜日は出勤で、その時にはまだ大量に棚にあったのだ。

朝の時点では、まだデマが流れていることも、近隣のお店からトイレットペーパーが消えていることも知らなかった私は、『売り切れ』が自分の勤め先スーパーのみで起こっている出来事だと思っていた。しかし、仕事中に、嬉しくない情報を(意図せず)仕入れてしまう。

近隣のスーパーやドラッグストアの店頭から軒並み消えているという話を聞き、焦ったが、まだ「この店を探したけど無かった」という話の出ていないドラッグストアに行ってみることにした。

その店は、勤め先のスーパーからは、自宅を挟んで反対方向に徒歩3分ほどの場所で、今までに聞いたトイレットペーパーが無かった店よりも我が家から近いし、普段からよく行く店なのだ。

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