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桃尻少年

第3章 お礼参り

「高瀬いるかって。」


聞いた男子が悪かったのか、中にいる人に大声で聞いている。
知らないなら知らないで良いのにと、あわあわしていると女子の声がした。



「はぁ?清人に何の用?!」


「誰。女?!」



その声はまさにケンカ腰で、次弥は後ずさってしまう程の威圧感だった。

次弥自体も顔と名前を知っている程のモテ男なのだから、女子がピリピリする理由くらいは解る。

バッとドアから覗いて来た女子はざっと10人程。



「なんだ、男か。」

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