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桃尻少年

第3章 お礼参り

『シメます』オーラを纏った女子達が散って行った。次弥は、自分が男で良かったと、心の底から安堵した。


「誰?清人とどんな関係?何の用。」


3人の女子が次弥を舐めるようにチェックした。彼女達は『親衛隊』のようなモノで、清人事は全部知っておきたいのだ。


「笹原次弥。保健室に運んでくれた御礼に来たんですけど、いますか?」

「…ふぅん。」

「清人なら、HR終わって速攻帰ったけど。」

「あー!!彩ムカつく!!」

「今日一日独り占めかよ!!」


キレ出す女子にビビり、足早に去った。1-3である自分のクラスへと逃げ帰ったのだ。

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