逆ハー戦隊シャドウファイブ
第5章 5 作戦会議
「うーん、ここの茶はいつも美味いな」
「普段コーヒーばっかりだけど、ここの緑茶は格別だよなあ」
そんなに美味しいのかと、目の前の白っぽい石っぽい湯呑を眺める。これまた高そうな湯呑だなあ。遠慮しているように見えたのか緑丸さんが「温かいうちに飲むといいよ」と促す。
「あ、はい。このお湯呑みも高級なのかと……」
「うーん。ここにあるものは安いものはないと思うけど、どうなんだろう。青音、これはいいもの?」
ちょうど席に着いた青音さんに緑丸さんが尋ねる。黄雅さんも赤斗さんもまるで気にせず、ポットから湯呑のお揃いの急須に湯を注ぎ飲もうとしていた。
「あ、おい黄雅。ちゃんと湯冷まし使え」
「え、二杯目は良いんじゃないの?」
「今、沸かしたばっかりだし、いつもよりちょっとだけ良い茶葉だ」
「ああ、そう。はいはい」
黄雅さんは逆らうことなく湯冷ましに湯を注ぎ、それから急須に入れて湯呑に注いだ。どうやら茶葉も高級品のようだ。
「えっとなんだっけ。この湯呑か。このメンバーに使わせているくらいのものだから普通だよ」
「ふ、普通……」
「作者不明の志野焼だし。まあ腕は良さそうだけど」
話を聞いてもちんぷんかんぷんだが、そっと手に取ると優しい温かさが手の中に広がり、中のお茶はとても美しいエメラルドグリーンで香りも甘い。一口飲むと苦みと甘味と爽快感が鼻の奥を通り抜ける。
「ほんとだ。こんな美味しいお茶初めて飲んだ!」
「フッ」
青音さんに笑われてしまった。きっと何も知らない子だと思われているのだろう、恥ずかしい。
そこへ白亜さんが「お待たせー」とやってきた。
「普段コーヒーばっかりだけど、ここの緑茶は格別だよなあ」
そんなに美味しいのかと、目の前の白っぽい石っぽい湯呑を眺める。これまた高そうな湯呑だなあ。遠慮しているように見えたのか緑丸さんが「温かいうちに飲むといいよ」と促す。
「あ、はい。このお湯呑みも高級なのかと……」
「うーん。ここにあるものは安いものはないと思うけど、どうなんだろう。青音、これはいいもの?」
ちょうど席に着いた青音さんに緑丸さんが尋ねる。黄雅さんも赤斗さんもまるで気にせず、ポットから湯呑のお揃いの急須に湯を注ぎ飲もうとしていた。
「あ、おい黄雅。ちゃんと湯冷まし使え」
「え、二杯目は良いんじゃないの?」
「今、沸かしたばっかりだし、いつもよりちょっとだけ良い茶葉だ」
「ああ、そう。はいはい」
黄雅さんは逆らうことなく湯冷ましに湯を注ぎ、それから急須に入れて湯呑に注いだ。どうやら茶葉も高級品のようだ。
「えっとなんだっけ。この湯呑か。このメンバーに使わせているくらいのものだから普通だよ」
「ふ、普通……」
「作者不明の志野焼だし。まあ腕は良さそうだけど」
話を聞いてもちんぷんかんぷんだが、そっと手に取ると優しい温かさが手の中に広がり、中のお茶はとても美しいエメラルドグリーンで香りも甘い。一口飲むと苦みと甘味と爽快感が鼻の奥を通り抜ける。
「ほんとだ。こんな美味しいお茶初めて飲んだ!」
「フッ」
青音さんに笑われてしまった。きっと何も知らない子だと思われているのだろう、恥ずかしい。
そこへ白亜さんが「お待たせー」とやってきた。