逆ハー戦隊シャドウファイブ
第5章 5 作戦会議
空いている私の隣に遠慮なく深々と腰かける。ここ一週間、お店で働かせてもらったが、ちょっと他のメンバーよりも物理的な距離が近い気がしてドキドキしてしまう。ちょっと座る位置が近すぎるんじゃないだろうか。白亜さんからは甘酸っぱい柑橘系の香料が仄かに感じられる。
「よし、集まったな。じゃ作戦会議だ」
赤斗さんの一声で空気が引き締まる。
まずは今日の怪人が一般人であったことが、今までの怪人と違うという事に何か意味があるのか話し合われる。
「もういつでも人間をどうにか出来るぞというアピールだろうか」
「いや、たまたまじゃないかな」
「ボタン持ってきたか?」
「ああ、少し調べておいた」
白亜さんがおじいさんに付けられていた、黒い碁石のようなボタンを白い布切れにくるんだまま机に置く。ボタンには小さな針のようなものが4本ついている。
「これはなかなかすごいよ。この中に肉体と思考を操るチップが埋め込まれてるみたいだ。今回は筋肉増量だったみたいだけど――色々応用が利きそうだよ」
「うーん。これのバリエーションが増えたら厄介だなあ」
とても大変なことになっているようだが、私には今一つ理解ができない。
「あの、すみません」
「ん? 桃香ちゃんどうした?」
赤斗さんが考え込みながらも明るい表情をみせてくれる。本当に爽やかで明るくてレッドにピッタリ。
「よし、集まったな。じゃ作戦会議だ」
赤斗さんの一声で空気が引き締まる。
まずは今日の怪人が一般人であったことが、今までの怪人と違うという事に何か意味があるのか話し合われる。
「もういつでも人間をどうにか出来るぞというアピールだろうか」
「いや、たまたまじゃないかな」
「ボタン持ってきたか?」
「ああ、少し調べておいた」
白亜さんがおじいさんに付けられていた、黒い碁石のようなボタンを白い布切れにくるんだまま机に置く。ボタンには小さな針のようなものが4本ついている。
「これはなかなかすごいよ。この中に肉体と思考を操るチップが埋め込まれてるみたいだ。今回は筋肉増量だったみたいだけど――色々応用が利きそうだよ」
「うーん。これのバリエーションが増えたら厄介だなあ」
とても大変なことになっているようだが、私には今一つ理解ができない。
「あの、すみません」
「ん? 桃香ちゃんどうした?」
赤斗さんが考え込みながらも明るい表情をみせてくれる。本当に爽やかで明るくてレッドにピッタリ。