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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第5章 5 作戦会議

「あの、素朴な質問ですみません。怪人って誰かが生みだしているものなんですか?」
「うん。まだはっきり掴んでいないが、腐臭マンを倒したときに『ブラックシャドウ様万歳』と呟いていたんだ。それがきっと怪人たちのボスの名前なんだと思う。それ以外情報はなかったんだけど、今日のおじいさんの話によると外見に大きな特徴がなさそうだね」
「へえ……。黒に影かあ……。あ、それでシャドウファイブなんですか? 戦隊名」
「うん。よくわかったね。戦隊を結成したがいいけど名前が思いつかなくてさ。ああ、それじゃ真似しとくかってことで」
「なるほど……」

名前は結構適当に付けられているようだ。

「今までは匂いとか眩しいとかさあ、結構5官に訴えてきてたじゃん。それが今回直接パワー系でしょ? ブラックシャドウも本気出してきたのかなあ」
「いや、本気というよりも研究が進んできてるんじゃないのかな」
「次回はなんだろうか」

毎回、怪人を倒してきているとは言っても敵は一人で相当強力だ。

「関連した場所には現れてるんだよなあ。スピーカー怪人はカラオケボックス付近に出てきたし」
「場所か、怪人かどっちかでもわかればなあ」
「うーん」

傾向と対策はなかなかうまくいかず、美味しいお茶を何杯か飲んだだけだった。

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