逆ハー戦隊シャドウファイブ
第9章 9 スライミー怪人再び
夕日を背中に歩いていると、噴水のある公園に差し掛かる。以前、スライミー怪人が現れたところだ。
「あの時はほんとびっくりしたなあー」
思い出しながら歩いていると聞き覚えのある声が聞こえた。
「キーッーヒィッヒッい! こんにちはアー」
「ひっ! ど、どうして! シャドウファイブに倒されたはずじゃ!」
「キーッーヒィッヒッい! オレ様はスライミー怪人ジュニア。 殺された父の怨念とブラックシャドウ様の手によって生まれたのだ!」
「えー!」
びっくりして逃げようとしたが、素早いスライミー怪人はたちまち先回りして私の口をふさぐ。
「ううっ、むっうううっ」
「やかましい口はふさいでやる。これからブラックシャドウ様のところへ行くのだ! お前も素晴らしい怪人にしてもらえ!」
逃げようと身体を揺すった時、思い切り手を握り込むと、黄雅さんからもらった指輪がカチッと作動した。指輪の効果がありますようにと祈りながら身体をにじらせていると、ぬるぬるしたゼリー状がトレーナーにしみてきた。気持ち悪いと思って更ににじっていると、スポンとトレーナーが脱げ、怪人は抜け殻のトレーナーだけを抱きしめている。
「キーッーヒィッヒッい! あ、あれ? 中身どこだ」
「ぬるぬるし過ぎて助かったあー」
「あの時はほんとびっくりしたなあー」
思い出しながら歩いていると聞き覚えのある声が聞こえた。
「キーッーヒィッヒッい! こんにちはアー」
「ひっ! ど、どうして! シャドウファイブに倒されたはずじゃ!」
「キーッーヒィッヒッい! オレ様はスライミー怪人ジュニア。 殺された父の怨念とブラックシャドウ様の手によって生まれたのだ!」
「えー!」
びっくりして逃げようとしたが、素早いスライミー怪人はたちまち先回りして私の口をふさぐ。
「ううっ、むっうううっ」
「やかましい口はふさいでやる。これからブラックシャドウ様のところへ行くのだ! お前も素晴らしい怪人にしてもらえ!」
逃げようと身体を揺すった時、思い切り手を握り込むと、黄雅さんからもらった指輪がカチッと作動した。指輪の効果がありますようにと祈りながら身体をにじらせていると、ぬるぬるしたゼリー状がトレーナーにしみてきた。気持ち悪いと思って更ににじっていると、スポンとトレーナーが脱げ、怪人は抜け殻のトレーナーだけを抱きしめている。
「キーッーヒィッヒッい! あ、あれ? 中身どこだ」
「ぬるぬるし過ぎて助かったあー」