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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第10章 10 触手の行方

「おい、青音どうするつもりだ」
「このままだと桃香がおかしくなってしまうかもしれない」
「うーん」

青音さんがブラジャーを取ってしまった。小さい胸が見られて恥ずかしいと思う反面、早く触ってほしいと願う。骨ばった長く冷たい指先が、私の両胸を円を描くように揉み始めた。

「あ、は、あっ、ん」
「気持ちいいのか?」
「あ、は、い……」

どうしよう。すごく気持ちいい。でも足りない。もっともっと触って欲しい。

「煎じてきた。これを飲ませよう」

緑丸さんが何か怪しい匂いのする飲み物を持ってきた。白亜さんがまた口に含み、私に口移しで飲ませる。

「ん……」
「うっ、桃、舌を入れてくるな」
「あ、う、ぅ」
「どんどんひどくなっている。しょうがない。スーツを全部脱がして検査する」
「そうだな。これを町の人たちにされると対処のしようがない」

スーツを脱がせた赤斗さんが「あっ」と小さな声を上げる。

「どうした?」
「桃ちゃん……」

端正な綺麗な顔をしている黄雅さんが唖然としている。どうしたんだろう。
青音さんも私の胸をマッサージしながら眉をひそめている。

「下着も脱がすしかない」

え? なぜ下着まで? 

「こんなに濡らしてしまって……」

濡れている? 下着が?

「あの触手まさかここに入り込んだんじゃ……」
「うーん。それは厄介だ」

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