はるのかぜ
第100章 掃除当番復活へ
話し合いの日以降、掃除時間に空き教室の掃除が行われることはありませんでした。めぐみたちは掃除時間に保健室に通うのが日課となっていました。
「お邪魔しま〜す。」
めぐみはすっかり慣れた口調で言いました。
「桐山さん、毎日毎日、掃除行かなくて大丈夫なの?」
道枝先生が心配そうに声をかけます。
「大丈夫大丈夫。私達、掃除場所なくなっちゃったから。ねっ!」
めぐみは、後にいたひとみと咲子に尋ねると2人も頷きました。
一方、ハルはというと、話し合いの日以降、毎日毎日、放課後に空き教室の掃除を続けていました。ある日、部活を終えためぐみが、空き教室の近くを通ると遅い時間なのに電気が点いていました。気になっためぐみは中を覗いてみました。
「ハル先生、何してるんですか?」
「あっ、お疲れ。ここの教室を掃除してたの。」
「えっ!」
ハルの発言にめぐみは驚きました。
「やっぱりここの教室って埃が溜まりやすい場所みたいね。昨日もここ拭いたんだけど、雑巾こんなに汚れちゃった。」
そう言うと、ハルはめぐみに雑巾を見せました。
「昨日もって、先生、毎日掃除してるんですか?」
「もちろん。たった1日でこれだけ汚れるんですもの。」
「て、手伝います。」
ハルの発言にめぐみは慌てて言います。
「あっ、今日はこれで終わりだから大丈夫よ。時間も遅いし、気をつけて帰ってね。」
「はい。」
めぐみは申し訳なさそうに帰っていきました。
「お邪魔しま〜す。」
めぐみはすっかり慣れた口調で言いました。
「桐山さん、毎日毎日、掃除行かなくて大丈夫なの?」
道枝先生が心配そうに声をかけます。
「大丈夫大丈夫。私達、掃除場所なくなっちゃったから。ねっ!」
めぐみは、後にいたひとみと咲子に尋ねると2人も頷きました。
一方、ハルはというと、話し合いの日以降、毎日毎日、放課後に空き教室の掃除を続けていました。ある日、部活を終えためぐみが、空き教室の近くを通ると遅い時間なのに電気が点いていました。気になっためぐみは中を覗いてみました。
「ハル先生、何してるんですか?」
「あっ、お疲れ。ここの教室を掃除してたの。」
「えっ!」
ハルの発言にめぐみは驚きました。
「やっぱりここの教室って埃が溜まりやすい場所みたいね。昨日もここ拭いたんだけど、雑巾こんなに汚れちゃった。」
そう言うと、ハルはめぐみに雑巾を見せました。
「昨日もって、先生、毎日掃除してるんですか?」
「もちろん。たった1日でこれだけ汚れるんですもの。」
「て、手伝います。」
ハルの発言にめぐみは慌てて言います。
「あっ、今日はこれで終わりだから大丈夫よ。時間も遅いし、気をつけて帰ってね。」
「はい。」
めぐみは申し訳なさそうに帰っていきました。