瑠奈。
第5章 歓迎会
非番の日、次に移動する署へ挨拶に向かった…
まず署長に挨拶をしてから、署長は皆さんに紹介してくれた。
「交通課白バイ隊小泉瑠奈巡査です!よろしくお願いします」
敬礼をした。
その中に1人瑠奈の移動に驚いた男がいた。捜査一課の高山警部補。
彼は頭の中で呟いた…捨て犬。あの時の捨て犬か…面倒なことにならないといいが…
挨拶が終わるとなぜか署長室に案内された。
『いやぁ〜小泉瑠奈君。ねぇっ。若くて、ピチピチでいいねぇ…』
署長の大森は手の仕草で瑠奈にソファーに腰掛けるように促す。
「はっ!いえいえそんな…」
謙遜する瑠奈に続ける…
『秀勇館ご出身で…ねっ。柔道の強豪校だっ…ねっ。僕も柔道家なんですよ…ねっ。あれだ…僕の大学の同期でね…山岸っていうのが居るんだけども…』
久しぶりに聞く名前に目を見開き驚く瑠奈
『あーそうそう、君の恩師…だったね。…ねぇ。』
「はいっ!山岸先生には、大変お世話になりましたっ!」
瑠奈の返事にニヤつく大森。
『うんうん、そうだろう。そうだろう。話は聞いているよ。彼がね…飲み会のたびに自慢するんだよ…ねっ。生徒に尊敬を越えた好意を持たれてて…ねっ。1年生のうちに誘惑してきたっていうじゃない…ねっ。信じられなかったんだ…あの男、どう見ても女子高生に、それも君みたいな可愛い子に好かれるような見た目じゃないじゃない?』
「署長、それは違っ…」
反論しようとする瑠奈の発言を遮るように手のひらを見せると続ける…
『でも実際妊娠するほど関係してるわけじゃない?ねっ…あの時架空のレイプ事件の被害届用意したのは僕なんだよ?…写真も見せてもらったよ。彼の部屋まで通って…ねっ、高校生が…恩師と先輩と二股かけてたって…羨ましい話だったよ…それが、なんと警察官になって…ねっ。僕の署に移動して来るなんて…まぁこれから宜しくお願いしますよ。ねっ。』
一方的に話をされ、弁解もさせてもらえなかったが一礼して署長室を出ると青ざめた顔で警察署を後にした…
まず署長に挨拶をしてから、署長は皆さんに紹介してくれた。
「交通課白バイ隊小泉瑠奈巡査です!よろしくお願いします」
敬礼をした。
その中に1人瑠奈の移動に驚いた男がいた。捜査一課の高山警部補。
彼は頭の中で呟いた…捨て犬。あの時の捨て犬か…面倒なことにならないといいが…
挨拶が終わるとなぜか署長室に案内された。
『いやぁ〜小泉瑠奈君。ねぇっ。若くて、ピチピチでいいねぇ…』
署長の大森は手の仕草で瑠奈にソファーに腰掛けるように促す。
「はっ!いえいえそんな…」
謙遜する瑠奈に続ける…
『秀勇館ご出身で…ねっ。柔道の強豪校だっ…ねっ。僕も柔道家なんですよ…ねっ。あれだ…僕の大学の同期でね…山岸っていうのが居るんだけども…』
久しぶりに聞く名前に目を見開き驚く瑠奈
『あーそうそう、君の恩師…だったね。…ねぇ。』
「はいっ!山岸先生には、大変お世話になりましたっ!」
瑠奈の返事にニヤつく大森。
『うんうん、そうだろう。そうだろう。話は聞いているよ。彼がね…飲み会のたびに自慢するんだよ…ねっ。生徒に尊敬を越えた好意を持たれてて…ねっ。1年生のうちに誘惑してきたっていうじゃない…ねっ。信じられなかったんだ…あの男、どう見ても女子高生に、それも君みたいな可愛い子に好かれるような見た目じゃないじゃない?』
「署長、それは違っ…」
反論しようとする瑠奈の発言を遮るように手のひらを見せると続ける…
『でも実際妊娠するほど関係してるわけじゃない?ねっ…あの時架空のレイプ事件の被害届用意したのは僕なんだよ?…写真も見せてもらったよ。彼の部屋まで通って…ねっ、高校生が…恩師と先輩と二股かけてたって…羨ましい話だったよ…それが、なんと警察官になって…ねっ。僕の署に移動して来るなんて…まぁこれから宜しくお願いしますよ。ねっ。』
一方的に話をされ、弁解もさせてもらえなかったが一礼して署長室を出ると青ざめた顔で警察署を後にした…