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でも、愛している

第1章 でも、愛している

         11

 愛しあうとき、清さんは、わたしのからだ中にキスしてくれます。
 キスしながら、手で優しく撫でてくれます。
 からだ中を、ソフトタッチで。
 「萌絵ちゃんが
  たまらなくなって
  もうあそこにキスしてほしい
  もう私に入ってきてほしいと
  私に頼みたくなるまで
  体中にキスしててあげる
  そのほうが
  萌絵ちゃんが
  気持ちよくなるからね」
 と清さんは言います。
 きのうの2回目は、そのことが、ほんとにそうだとわかる、愛されかたでした。
 いちど愛しあったあと、わたしの汗を拭いてくれて、あそこも、ティシュで拭いてくれて、わたしを優しく抱いてくれました。
 そして、優しくキスをしてくれながら、髪を撫でてくれるのです。
 わたしは、清さんに抱きついて、愛された気持ちよさにうっとりしていました。
 しばらく、そうしていましたが、清さんが、
 「萌絵ちゃん
  もういちど
  愛したい
  いい?」
 「うん
  いいよ
  嬉しい」
 「こんどは
  さっきより
  もっと
  気持ちよくなってね」
 と言い、からだ中を、丁寧に優しく、キスしてくれはじめました。
 耳も、背中も、手も、足の指も、そしてまた、耳を、口へのディープキスをと、なんどもなんどもくりかえすのです。
 だから、乳首にキスしてくれたとき、思わず大きな声を出してしまいました。
 乳首にキスしてくれているあいだも、声が出てしまうのです。
 清さんは、キスというよりも、乳首を舐めてくれるのです。
 乳首のまわりや、気持ちよくなって立ち上がってきました乳首のさきを、舌が触れるか触れないかくらいの優しさで、舐めてくれるのです。
 右の乳首を舐めてくれながら、左の乳首を指で優しく撫でてくれます。
 左の乳首を舐めてくれるときは、右の乳首を指で優しく撫でてくれるのです。
 それを、なんどもなんどもくりかえしてくれるのです。
 わたしは、あそこにキスしてほしくなってきました。
 それなのに、清さんは、乳首へのキスを続けるのです。
 わたしが、
 「ねぇ
  ねぇ」
 と言いましても、乳首へのキスを続けるのです。

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