金曜日のおじさま
第17章 diecisiete
「大好きだよ、ビアルネス」
「おぃああ」
ビアルネスは細い腕をオレの首に絡ませ抱きついてきた
オレはしっかりと受け止める
それから、2人でホットレモンを味わった
翌朝、仕事に向かう前にオレは重要なことを伝えた
「ビアルネス、こんな時に言うつもりはなかったんだけど…
2つの事を話すから、オレが仕事してる間によく考えて返事して欲しい」
「あぃ、おぃああ」
「うん、まず一つ目。オレと結婚しよう」
ビアルネスは大きな瞳を見開いてオレをジッと見つめている
「いつだったかビーに赤ちゃんが出来たら
お嫁さんになってくれる? って言ったの覚えてる?」
ビアルネスはウンウンと頷く、それから自分のお腹を両手で触った
「そうだね、妊娠してないよね…
でも、今のオレはビアルネスとずっと一緒に居たいんだ
ただ一緒に居たいだけじゃなくて生涯を共にしたいと思ってる」
オレは彼女の両手を包み込むようにして握りしめた
そこにポタポタと滴が落ちる
ビアルネスの目から大粒の涙が止めどなく溢れている
「で、2つ目の話。オレは無精子かもしれない。
要するに子どもが出来ないんだ。ゴメン…ヒドイ男だろ」
ビアルネスはよく分からないって表情でオレを見つめかえす
「ハハッ…もっと言うとオレはバツイチだ
これだと言わなくちゃいけない事は3つになったな」
「おぃああ」
厳しい表情でビアルネスはオレに向かって指差して、
その指を床に向けて差した。
オレは指図された様に床に正座した。
「あぃあお…」
ありがとって口の動きで分かった
ビアルネスはオレを抱きしめてくれた
それから、ニコニコしながら見送られた
ってか早く仕事に行くように追い出されたような…
「ビー、分かってると思うけど訪問の対応はしなくてイイから
オレはカギを使って入ってくるからチャイムを鳴らしたりしないよ。分かった?」
ウンウンと頷いて、キスをしてくれた
お見送りにしては濃厚で色っぽいキス…
オレは後ろ髪ひかれながら家を出た
「おぃああ」
ビアルネスは細い腕をオレの首に絡ませ抱きついてきた
オレはしっかりと受け止める
それから、2人でホットレモンを味わった
翌朝、仕事に向かう前にオレは重要なことを伝えた
「ビアルネス、こんな時に言うつもりはなかったんだけど…
2つの事を話すから、オレが仕事してる間によく考えて返事して欲しい」
「あぃ、おぃああ」
「うん、まず一つ目。オレと結婚しよう」
ビアルネスは大きな瞳を見開いてオレをジッと見つめている
「いつだったかビーに赤ちゃんが出来たら
お嫁さんになってくれる? って言ったの覚えてる?」
ビアルネスはウンウンと頷く、それから自分のお腹を両手で触った
「そうだね、妊娠してないよね…
でも、今のオレはビアルネスとずっと一緒に居たいんだ
ただ一緒に居たいだけじゃなくて生涯を共にしたいと思ってる」
オレは彼女の両手を包み込むようにして握りしめた
そこにポタポタと滴が落ちる
ビアルネスの目から大粒の涙が止めどなく溢れている
「で、2つ目の話。オレは無精子かもしれない。
要するに子どもが出来ないんだ。ゴメン…ヒドイ男だろ」
ビアルネスはよく分からないって表情でオレを見つめかえす
「ハハッ…もっと言うとオレはバツイチだ
これだと言わなくちゃいけない事は3つになったな」
「おぃああ」
厳しい表情でビアルネスはオレに向かって指差して、
その指を床に向けて差した。
オレは指図された様に床に正座した。
「あぃあお…」
ありがとって口の動きで分かった
ビアルネスはオレを抱きしめてくれた
それから、ニコニコしながら見送られた
ってか早く仕事に行くように追い出されたような…
「ビー、分かってると思うけど訪問の対応はしなくてイイから
オレはカギを使って入ってくるからチャイムを鳴らしたりしないよ。分かった?」
ウンウンと頷いて、キスをしてくれた
お見送りにしては濃厚で色っぽいキス…
オレは後ろ髪ひかれながら家を出た