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また会える日まで

第2章 どんなに辛くても

Oside


チャイムが鳴ったので玄関を出て

1階まで降りるマネージャーの車が横付けされているので乗り込む。









マネ「おはようございます。昨日は電話…ありがとうございました。



何があっても、私は大野さんの味方ですからね。

これから大変だと思いますけど、必要なことは何でも言ってくださいね。

全力で大野さんの支えになりますから。」









「ん、ありがと。今日、メンバーに話すつもりだから。」









マネージャーには昨日、病院が終わったあと電話を入れておいた。


マネはずっと一緒だから、少し体調が悪くなりかけた頃からずっと体調の事を気遣ってくれてた。









この先、どうなるかなんて分からない


でもきっと


辛いことの方が多いんだと思う。








でも、絶対に負けない。


俺の事を待ってくれる人は沢山いるはず。





「ごめんね、迷惑かけると思うけど、頑張るから。」



マネ「迷惑なんて思ってないですよ。ちょっと頑張りすぎたんですよ、大野さんは。

少し、休んでくださいね…。」






マネージャーの言葉に、また、涙が溢れた。





「昨日から、泣きっぱなしだよ…。歳取ると、涙腺緩くなるのかな…」



マネージャーと笑い合った。






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局について楽屋まで歩く。









扉を開けるとまだ控室には誰もいなくて



がらんとしていた。

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