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また会える日まで

第2章 どんなに辛くても

Nside





「ん…?大野さん?」




やけに静かになった大野さんを


お腹から引き剥がしてみると、







智「zzZ...」




「寝てるし…」




コドモみたいな寝顔でスヤスヤと眠る大野さん。








そのままそっと布団の上に寝かせて、

前髪を掻き分けて


ほっぺをつついてみる。









「ふふ…ん…」



ふにゃっと笑う大野さん。









「ほんと、寝てる時はシアワセそうな顔だよなあ…





じゃあ、帰るね。また…ね。」







そっと、病室を出て病院の出口に向かう。







.









.









.







明日から大野さんの抗がん剤治療が始まる。



…正直、見てられないくらい辛いんだと思うし




どうなるのかなんて、




俺にも、大野さんにも分からない。









俺達に出来ることは



大野さんが折れないように






心の支えになる事。








大野さんがいないとやっぱりダメだよ…








1人が欠けても、6人になってもダメだから。









5人で嵐だから。


早く5人で仕事ができますように。






…大野さんが治りますように。


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