また会える日まで
第3章 一人じゃ、ないよ
Oside
朝。
ふと、目が覚めて
1人…病室のベッドの上でぼーっとする。
抗がん剤投与を初めて、
1週間が経とうとしていた。
みるみるうちに俺の体は痩せて
起き上がったり歩いたりするのが少し辛くなった。
洗面だけでもしないとな…
「よいしょ…っと」
ベッドの縁に腰を掛け、ゆっくりと立ち上がる。
1歩ずつ進んで、やっとの思いで洗面台の前へ。
歯を磨いて、顔を洗う。
副作用かな?口内炎がよくできるなあ…
寝癖を直すために髪を濡らして
手ぐしで整える。
手のひらには、大量の抜け毛。
「あ…」
覚悟はしていたけれど
いざ、自分がそうなってしまうと
…やっぱり、ショックだ。
「…っ、嘘だ…っ」
現実味を増してきた病魔の黒い影。
溢れそうになる涙をぐっとこらえて
上を向いた。
負けてたまるか…
怖いけど絶対に負けない
俺の事を待ってくれてる人がいる
誰よりも、メンバーが
翔ちゃん
相葉ちゃん
ニノ
松潤が。
4人が待ってるから。
重い足を引きずってベッドに戻り
棚の上の5人の写真を見つめて
負けるか、って
強く強く、思ったんだ。
朝。
ふと、目が覚めて
1人…病室のベッドの上でぼーっとする。
抗がん剤投与を初めて、
1週間が経とうとしていた。
みるみるうちに俺の体は痩せて
起き上がったり歩いたりするのが少し辛くなった。
洗面だけでもしないとな…
「よいしょ…っと」
ベッドの縁に腰を掛け、ゆっくりと立ち上がる。
1歩ずつ進んで、やっとの思いで洗面台の前へ。
歯を磨いて、顔を洗う。
副作用かな?口内炎がよくできるなあ…
寝癖を直すために髪を濡らして
手ぐしで整える。
手のひらには、大量の抜け毛。
「あ…」
覚悟はしていたけれど
いざ、自分がそうなってしまうと
…やっぱり、ショックだ。
「…っ、嘘だ…っ」
現実味を増してきた病魔の黒い影。
溢れそうになる涙をぐっとこらえて
上を向いた。
負けてたまるか…
怖いけど絶対に負けない
俺の事を待ってくれてる人がいる
誰よりも、メンバーが
翔ちゃん
相葉ちゃん
ニノ
松潤が。
4人が待ってるから。
重い足を引きずってベッドに戻り
棚の上の5人の写真を見つめて
負けるか、って
強く強く、思ったんだ。