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銀河巡礼

第7章  五の月




わたしには

ステキな妖精がひとりいる



月夜の好きな妖精は

涙の雫を

いつもおろおろと拭ってくれる


窓辺で髪をなびかせながら

透きとおった声で歌をうたい

ふいに いなくなっては

見知らぬ花を抱えてもどる



そんなステキな妖精は

ずっと わたしのそばにいる


あなたにもきっと いることでしょう






(了)


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