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銀河巡礼

第7章  五の月




お気に入りの本を一冊

それだけを道連れに

どこまでも どこまでも…


小道をぬけて

薔薇のアーチに少し見とれて

知らない街をどこまでも


石段をのぼりきり

見晴台で風に吹かれて ひと休み



開くページが

はじめましての言葉を語りだす






(了)


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