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銀河巡礼

第10章  八の月




朝方
水を撒いたばかりの庭に雀が来て
水浴びをしていました

空の上からも見えたかしら

窓越しのぱしゃぱしゃと弾ける音と
時折
ピチュチュと小さく鳴く声で気づきました


覗くのは躊躇われ
想像の中で
幸せな光景を見ていたら
何故か涙が流れてきてとまらない…



おかしいですよね
ねえ、あなた…






~恋文


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