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銀河巡礼

第10章  八の月




影に誘われ森へ向かう



西陽を受けて

伸びた手足を踊らせながら

軽い歩なみを刻む

私の分身


白茶けた長い道

立ち止まることも叶わず

問いかけにも答えず

たどり着けば…



ざわめきたつ森の木々が

私のすべてを影に変える






(了)



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