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銀河巡礼

第11章  九の月




旅とお酒が好きで
快活さと怒ったときのべらんめえ
深く 篤い情ですべてを包んだ人

抗いがたい嵐にも
笑いながら
大きな背中を見せ続けたという…


記憶に残る穏やかなたたずまいに
語られた姿を重ねれば
幼い頃触れたぬくもりが甦る


元気にしてますよ…


供えた盃の向こう 浮かぶ笑顔に
長く 長く、手をあわせる







~九月四日


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