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銀河巡礼

第11章  九の月




丸いひとつぶの露

風にゆれる花

光をはじく磨きたての窓硝子



朝が来る

私の小さな楽園に



カーテンを開ける

珈琲を淹れる

微笑むあなたは 穏やかに写真立てのなか



そして 今日がはじまる

やわらかな想いに満たされて…






(了)


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