テキストサイズ

銀河巡礼

第12章  十の月




紫がかった黒い髪

金色の瞳

唇から覗くふたつの犬歯



今宵ばかりは

ありのままのこの姿で

大手を振って街を歩こう



青い月明かりに濡れる

夜をまとって






~十月三十一日


ストーリーメニュー

TOPTOPへ