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銀河巡礼

第17章  三の月 Ⅱ




紗幕のかかる空をわたり

ほの甘く

弥生の風が吹く



さざ波をたてる

未だ冷たい小さな水面



吐息をひとつ

遠く、遠くの あなたを想う






~弥生


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