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銀河巡礼

第20章 六の月 Ⅱ




暦の狭間から

幾つもの

六月がよみがえる



それは

想い出になりきれないままの記憶たち

波のように寄せては

返ることなく また 寄せて…



濡れる胸に風が吹く

夏越しの祓えの 風が吹く






~六月の…


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