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銀河巡礼

第31章 五の月 Ⅲ




五月の風が

過ぎたあの日に連れもどす



駆けぬけた露地

木漏れ日のそそぐ森と

小川のせせらぎ


僕らの小さな けれど豊かな王国…



還りたいわけじゃない

取り戻したいわけでもない



ただ

今日だけは

したり顔のオトナを閉じ込めて過ごしたい






〜五月五日


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