テキストサイズ

銀河巡礼

第31章 五の月 Ⅲ




ひとつひとつ

硝子窓を閉めてゆく



少しずつ雨音が遠ざかる



水底のさかなたちは

空を

太陽を

いつ知るのだろう…



私は薄闇に目をこらし

紅茶のぬくもりを包みこむ






〜雨音


ストーリーメニュー

TOPTOPへ