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銀河巡礼

第33章 七の月 Ⅲ




ただいま…



おとずれた風が

花弁を小さく揺らす



おかえりなさい…



そっと鋏をおいて

百合の向こうのあなたを見つめる



写真のなか

ほのりと色づく穏やかな笑み…



今年も

思い出語りの時を迎える






〜精霊会


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