テキストサイズ

銀河巡礼

第34章 八の月 Ⅲ




目を閉じるのが惜しいような
それでいて
早く眠りのなかに逃げ込みたいような
そわそわとする夜

それはきっと
雲間からのぞく月明かりのせい…


いつもより
冷たいシーツに素肌をくるみ
いつもより
濃醇な美酒を飲みほし…
今日を手放す



深い深い闇をまさぐりながら






〜あらしのあとで


ストーリーメニュー

TOPTOPへ